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こねないパン

 

切ると中から湯気がふわっと立ちのぼり、香ばしい香りが漂います。焼きたてはまずそのまま、おいしいバターをたっぷり塗って食べてください。残りは厚めに切って、トーストしても。

材料(ブール形1個分)
強力粉…300g
インスタントドライイースト小さじ1
砂糖小さじ2
小さじ½
…200 水温は25℃前後

作り方
1 ボウルに強力粉を入れ、ドライイーストと塩を重ならないようにのせ、砂糖も入れてよく混ぜる。分量の水を加え、木べらで粉っぽさがなくなるまでよく混ぜる。ひとまとめにしてラップをかけ、約2時間おいて発酵させる(一次発酵。もとの大きさのおよそ2倍に膨らむまでが目安。冬場など、気温の低い時期は発酵に時間がかかるので、オーブンの発酵機能3035℃で発酵させてもよい)。
2 生地が膨らんだら生地とボウルの間に打ち粉(強力粉・分量外)をして、カードなどを使って縁から生地を取り出して一つにまとめる。打ち粉を足しながら両手で生地を引っ張るように丸め、何度か繰り返してガス抜きする。表面をなめらかにしながら形を丸く整え、閉じ目を下にしてボウルに戻し、ラップをかけて、さらに約1時間おいて発酵させる(二次発酵。およそ1.5倍に膨らむまでが目安)。
3 鍋にクッキングシートを敷き、もう一度、2と同様に生地を丸く整え、閉じ目を下にして鍋に入れる。表面に軽く打ち粉(分量外)をしてふたをし、さらに約1時間おく(三次発酵。鍋の中で生地が1.5倍くらいになるまでが目安)。
4 オーブンを200℃に予熱する。
5 天パンに3を鍋ごとのせ、ふたをしたまま約30分焼く。生地が十分に膨らんだらふたを外し、さらに200℃2530分焼く。よい焼き色がついたら鍋から取り出し、網の上で粗熱を取る。

鍋はここではふたごとオーブンに入れられる厚手鍋、鉄製鍋や鋳物ホーロー鍋(直径2225㎝目安)を使用しています。パンが膨らむので、ある程度の深さがあるものがいいです。つまみだけが耐熱性でない場合、取り外して穴をアルミホイルでふさいで使用するのがおすすめ。使用する鍋の耐熱温度や仕様をよく確認してください。

こねずに混ぜただけの生地は、時間をかけて発酵させることで膨らみます。発酵のたびにしっかりガスを抜いて丸めなおすと、ふんわり仕上がります。