揚げたての小さなトンカツ
2023/12/01
ひとりだって、揚げ物が食べたい。そんなとき、私はひと口サイズのとんかつをよく作ります。肉はヒレ肉を。分厚くても焦らずじっくり揚げることで中まで火が通り、やわらかく仕上がります。小麦粉をはたいて、溶き卵をつけて、と手順の多い揚げ物も、天ぷら粉を使えば簡単。水で溶いた天ぷら粉に、しっかりと塩こしょうをした肉をくぐらせたら、パン粉をつけます。このときのコツは、やさしくていねいにやること。パン粉は押しつけないで、ふわっとつけましょう。衣をつけたら、小さめの深い鍋でじっくり揚げます。揚げ油の温度は160~170℃です。温度が下がらないように、少しずつ揚げていきます。ほんのりきつね色になるまでじっと待って、取り出したら余熱で中まで火を通します。心配なら最後に1~2分、強火にして二度揚げしましょう。竹串をさして火の通り具合の確認をしますが、中からピンク色の肉汁が出てきたら、まだ火が通っていない証拠です。
揚げたてのとんかつは、絶対に重ねないこと。さくっと揚がった熱々をいただきます。おすすめは塩とわさび。しょうゆとわさびでもおいしい。もちろん、好みでソースでもどうぞ。
豚ヒレ肉はかたまりで350g。天ぷら粉大さじ4を冷水大さじ3で溶き、パン粉は適量。3~4cm幅、8個くらいのヒレかつが作れます。キャベツのせん切りは、氷水でパリッとさせて。