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甘夏ジャムケーキ

 

大きめの四角い型に生地の半量を広げ、ほろ苦い甘夏ジャムをのせて、残りの生地を格子状に絞って焼いたケーキ。子どもが小さいころよく作りました。大きく焼けるので、友達が大勢来ても切り分けやすいのです。スポンジケーキとクッキーの間のような、ほろっとしてやわらかな仕上がりです。

材料(25.5×25.5cmの角型1台分)
バター(無塩)…250g
グラニュー糖…150g
卵…2個
牛乳…カップ⅓(約70ml)
A
 薄力粉…400g
 ベーキングパウダー…大さじ1
甘夏ジャム…カップ1

●準備
・バターは薄く切ってボウルに入れ、室温においてやわらかくしておく。
・型に合わせてクッキングシートを敷く。
・オーブンは170℃に予熱する。

●作り方
1 ボウルにバターを入れ、泡立て器でクリーム状になるまでよく練り混ぜたら、グラニュー糖を加えて白っぽくなるまでよくすり混ぜる。
2 卵を溶きほぐし、最後の照り出し用に塗る分を少し残して1に加え、さらによく混ぜる。
3 牛乳を少しずつ加えて、その都度よく混ぜる。
4 Aを合わせてふるい入れ、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまでさっくりと切るように混ぜる。
5 生地の半量を型に入れ、指先を水で少しぬらして手早く生地を広げてのばす。ゴムべらやカードで表面を平らにならし、甘夏ジャムを全体に塗る。
6 残りの生地を絞り袋に入れ、5の表面に格子状に絞り出す。このとき斜めに5本の線が目安。また冬場など、生地がかたい場合は牛乳(分量外)を少量加えて混ぜ、生地をやわらかくしてから絞り出す。
7 絞り出した生地に2で残した照り出し用の溶き卵を刷毛で塗り、170℃のオーブンで25~30分焼く。
8 焼き上がったら取り出して粗熱を取り、型から外す。
9 冷めたら好みの大きさに切り分ける。

四角いケーキだから、切り方も自由に楽しめます。左ページのように細長くしてもいいし、正方形や三角形に切ってもいいのです。切り方によって、ケーキの印象が違ってきます。


1 | やわらかくしたバターにグラニュー糖を加えて、バターの色が白っぽくなるまですり混ぜます。
2 | バターに牛乳を加えるときは少しずつ。牛乳を加えたら、泡立て器でよく混ぜてバターとなじませることをくりかえすとうまくいきます。
3 | 生地を型に広げたら、ゴムべらなどで表面を平らにならして、甘夏ジャムを全体に薄く広げます。甘夏の皮のほろ苦さが、味のアクセントにもなっています。
4 | 格子の飾りは、生地をまず中央に1本絞り出してから、左右に2本ずつ絞ると均等に5本の線を絞ることができます。