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たのしく眼鏡。

眼鏡だって楽しく、私らしく。

写真=平野太呂 文=仁田恭介

見えにくいのは、うれしいことではないけれど、
そんな変化も受け入れて、前向きに乗り越えたい。

年齢を重ねて、視力が落ちるのは仕方がないこと。それでも、目が悪くなってしまったと悲観的にならず、 自分に似合う眼鏡ってどういう形だろう ? と、前向きにとらえたら、きっと人生が楽しくなるはず。いろいろ試せるチャンスだと思って、まずは、自分だけの一本を見つけてみてはどうでしょう。これ、と思えるものに出合ったら、あとは思い込みに縛られないで、自由にかけてみると楽しいです。私の場合は、ネイビーのフォーナインズが定番。それ以外は全部、遊び心で選んだものばかり。鼻に挟むタイプ や、折り畳み型など、探せば探すほど面白いのがリーディンググラスの世界。数年前に目の手術をして以来、 視力はだいぶ回復していて、眼鏡はあまり使わなくなったのですが、たまに使うものだからこそお気に入りを選びます。それだけでほんのひととき、豊かな気持ちになるのです。 あと、シーンで使い分けるのもおすすめです。例えば海外のレストランでメニューを見るときには、上質なもの、毎日の英語の勉強で辞書を読むときは、赤や青など気分が上がる色のものなど。ぜひ自分らしく眼鏡を楽しんでください。

 

 

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折り畳める眼鏡はデザインが楽しいものを。写真上のポッドリーダースマートは、 テンプルがレンズをカバーしてくれるから財布にそのまま入れられて実用的。中央のナンニーニは色がかわいくて友達へのプレゼントにも。下のペーパーグラスは繊細なフレームに惹かれました。

いちばんのお気に入りはやっぱりネイビー


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自分の顔に合うのは横長のこの形です。 ネイビーの眼鏡はないかとあちこち探し回ってたどりついたフォーナインズの 「E-11」というモデルで、バーニーズ ニューヨーク別注品。かけるだけで自信が持てる、私の定番。深みのあるネイビーの眼鏡ってなかなかないんです。

玲児さんとおそろい 思い出のつまったサングラス

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革のジャケットなど、何でもおそろいが好きだった玲児さん。この度入りサングラスもフォーナインズで買ってくれたおそろいのもの。彼は特に気に入っていて、いつもかけていました。私が選ぶものと違って、テンプルのデザインがおしゃれですよね。思い出のつまった一本です。

手帳に挟めるコンパクトなクリップケースつき

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ケースにクリップが付いているからジャケットのポケットや手帳に引っ掛けられる優れもの。失くす心配もなく安心です。エッシェンバッハ社というドイツの光学機器メーカーが作る鼻掛け式のリーディンググラスで、重量はわずか5g。とにかく軽くて、ストレスを感じません。

ユニークな眼鏡とは 旅先で出合うことが多いです。


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がっている眼鏡でいちばんさいのがこちらてくださいこの形、 面白いですよねにかけるテンプルがなくて、鼻むだけというシンプルな構造だからすぐにずりちてしまいそうですが、意外平気旅先で偶然見つけてひと目惚れしたりです

手仕事が美しいケースに ぴったりと収まります


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上質なものを使うと気分がいいですよね。 福井県鯖江市のミズ・ジャパンの眼鏡は、 中央のブリッジ部分と、側面のテンプルで折り畳めて、手のひらサイズのウッドケースにぴったり収納できるんです。コンパクトなので、旅先やレストランに行くときに持っていきます。

こめかみに挟んで使うタイプは髪染めのときに


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時間してしまう髪染めのときに愛用しているのが名古屋眼鏡こめかみで固定するタイプなのでサイドのがからずカラーリングの邪魔にならないんです名古屋で偶然見つけました出張旅行ではいつもアンテナをらせています

 アクセサリーのように 身につけても楽しい

 

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繊細なストラップにかわいいガラスビーズがあしらわれた、ペンダントタイプの リーディンググラスは、松屋銀座にあるリーダーズでオーダーしたもの。シンプルなニットを着た日に、ネックレスをつけるような感覚で楽しんでいます。細かい文字をさっと見たいときに便利。