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「わたしのうつわ、食器棚。」想い出の器

今、あらためて、 『ごちそうさまが、ききたくて。』

写真=須藤敬一 文=山野井春絵

『ごちそうさまが、ききたくて。』が、 私の人生を大きく変えてくれました。 撮影で使った器はすべて当時わが家にあったもの。「自分らしい本にしたい」との思いから、スタイリングも自分で手がけたのです。今見返してみると、もっとああすればよかった、こうすればよかったと、ちょっと気恥ずかしくなることも。あのころの私は、器のことがまだあまりわかっていなかったのでしょう。今なら当時のような選び方や合わせ方はきっとしないと思います。でも、これはこれで人生のいい記念です。たくさんの方に読んでいただいたおかげで、この本に登場した器も有名になりました。焼き締めの深い鉢は、クリームコロッケを入れた写真が表紙に。覚えている方も多いのではないでしょうか ?

想い出の器1 今も大切にしている表紙になったオーバルの大鉢

自由が丘の器屋で買ったものですが、当時はまだオーバルの器はあまり見かけなかったからか、たくさんの問い合わせがありました。
野菜の揚げ浸し
『ごちそうさまが、ききたくて。』の本編でも 夏野菜の揚げ浸しを入れました。 あれから何度も作ってたどりついたレシピです。

材料(作りやすい分量)
なす...5
いんげん...200g
かぼちゃ...1/4個(正味400g)
A
だし汁 ... カップ 3
しょうゆ ... 大さじ 4
みりん ... 大さじ 3
砂糖...小さじ1

揚げ油...適量
赤唐辛子(小口切り)... 適宜

作り方
1 なすはへたを落として縦半分に切り、皮目に格子状に切り込みを入れて長さを半分に切る。水にさらしてあくを取り、ざるに上げ、さらに水けをよくふく。
2 いんげんは筋を取り除き、斜め半分に切る。3かぼちゃは種とわたを取り除き、1 cm厚さのくし形切りにする。
4 A のつけ汁を合わせ、平らな容器や器に入れておく。
5 揚げ油を熱し、野菜を順に素揚げして、油をよくきる。熱いうちに4につけ、好みで赤唐辛子をちらし、味をなじませる。 温かいままでも、冷やして食べてもおいしい。冷蔵庫で23 日保存可能。

想い出の器2 アスパラガスを盛った高台、今は小さなマフィンを

 

当時、本ではアスパラガスの白あえを盛りつけた高台のある器に、今回は洋菓子をのせて みました。和食器に和食と決めないで自由に。
ミニプレーンマフィン
お菓子作りが初めてという人でも作りやすい、シンプルなマフィン。
おやつはもちろん、朝ごはんにも。ホイップクリームを添えて。

材料(約 12 個分)
...2
グラニュー糖 ... 120 g
薄力粉...160g
ベーキングパウダー ... 小さじ 1 1/2
生クリーム ... 大さじ 1
バター(無塩)... 50 g

準備
・型に紙の型やカップを敷く。
・オーブンは 180 °Cに予熱する。

作り方
1 バターは23等分に切って小さい耐熱容器に入れ、ふわっとラップをかけ、電子レンジ  2030秒加熱して溶かす。
2 ボウルに卵を入れ、グラニュー糖を加えてハンドミキサーでもったりするまで泡立てる。
3 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて2にふるい入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜる。粉っぽさが少し残っているところに1のバターと生クリームを加え、手早く混ぜる。
4 生地を型に流し入れ、天パンにのせ、180°C のオーブンで1518 分焼く。
5 焼き上がったら型から出し、粗熱を取る。