わたしの京都。vol.2
2022/11/30何度も通って見つけたい、 新しい京都との付き合い方
写真=岡本佳樹 文=大和まこ

ADDRESS 03
ボタンの〝博物館〞でとっておきを見つける
貝ボタンには艶が美しい白蝶貝と、少し黄色みをおびた高瀬貝の2種類があるそう。高瀬貝のものは1つ数十円と、手に入れやすい値段なのもうれしい。
偶然の出合いにワクワクする小さな専門店
街を歩いていて、さりげなく専門店が現れるのも京都のいいところ。ボタン、とりわけ貝ボタンは好きなもののひとつだけど、普段はあまり意識して買うことはないかもしれません。それだけに、ふと出合えるとうれしくなって、有名どころを巡るだけじゃない旅っていいなと改めて思います。こちらは70年前に洋裁の材料を扱う店として創業し、22年前に今のご主人の本間邦亮さんが受け継いで専門店にしたそう。素材別にぎっしりボタンが並ぶ棚は1階だけでなく2階にもあって、その数はなんと100万個以上というから驚きです。ボタンはフランスやイタリア、チェコなどヨーロッパ各地の工場に足を運び、直接買い付けたものが中心。貝ボタンも種類が豊富にあって、思いどおりのものが買えました。
街を歩いていて、さりげなく専門店が現れるのも京都のいいところ。ボタン、とりわけ貝ボタンは好きなもののひとつだけど、普段はあまり意識して買うことはないかもしれません。それだけに、ふと出合えるとうれしくなって、有名どころを巡るだけじゃない旅っていいなと改めて思います。こちらは70年前に洋裁の材料を扱う店として創業し、22年前に今のご主人の本間邦亮さんが受け継いで専門店にしたそう。素材別にぎっしりボタンが並ぶ棚は1階だけでなく2階にもあって、その数はなんと100万個以上というから驚きです。ボタンはフランスやイタリア、チェコなどヨーロッパ各地の工場に足を運び、直接買い付けたものが中心。貝ボタンも種類が豊富にあって、思いどおりのものが買えました。
「一緒に店を切り盛りする娘が名付けた店名エクランは、フランス語で宝石箱の意味。ボタンで服の表情ががらりと変わる。シンプルな服がパ ーティーに行く服にもなりますよ」と本間さん。
ボタンの他にレースやブレードなども扱っています。
本間さんの頭の中には、どのボタンがどこにあるか全部入っているそう。迷ったら聞いちゃうのが正解です。
ボタンの店 エクラン [寺町二条]
京都市中京区寺町二条下ル榎木町 98
☎ 075-254-5208
営 10:00〜18:00
休 火・祝
☎ 075-254-5208
営 10:00〜18:00
休 火・祝
ADDRESS 04
肝焼きとレモンサワーで乾杯する
キモヤキ¥550、ピータン×ザーサイ×パクチーの白あえ¥990、えびのイスラム揚げ¥1760、黒糖焼酎を使ったレモンサワー¥770。21時頃に登場する羽釜で炊いたおむすびも、次は食べたい!
和とアジアが入り交じる、ここだけの味
一人でも楽しめる店探しは最近の私のテーマだけど、ぴったりの店が京都にありました。 ここは巧みなスパイス使いで、和とアジアの味が入り交じった創作料理と、種類豊富なお酒がそろう店。なによりも私をうれしくさせるのは、店主の吉岡哲生さんの気持ちのいい顔です。いかにもおいしいものを作ってくれそうな顔をしてるなって。まずは爽やかなレモンサワーで喉を潤しながら、お品書きを眺めるのも楽しい時間です。できたてごま豆腐や明石だこ、鶏白肝のごま塩刺し、はもカツのパルミジャーノなど、見た目から間違いないとわかる料理ばかりで、量を加減してもらえるのも助かります。中でもシナモン醬油に漬け込んだ鶏の肝焼きは、味も火の入れ加減も絶妙。肝好きの私としては必ず頼みます。
一人でも楽しめる店探しは最近の私のテーマだけど、ぴったりの店が京都にありました。 ここは巧みなスパイス使いで、和とアジアの味が入り交じった創作料理と、種類豊富なお酒がそろう店。なによりも私をうれしくさせるのは、店主の吉岡哲生さんの気持ちのいい顔です。いかにもおいしいものを作ってくれそうな顔をしてるなって。まずは爽やかなレモンサワーで喉を潤しながら、お品書きを眺めるのも楽しい時間です。できたてごま豆腐や明石だこ、鶏白肝のごま塩刺し、はもカツのパルミジャーノなど、見た目から間違いないとわかる料理ばかりで、量を加減してもらえるのも助かります。中でもシナモン醬油に漬け込んだ鶏の肝焼きは、味も火の入れ加減も絶妙。肝好きの私としては必ず頼みます。

真ん中に写っているのが店主の吉岡さんです。すごいレシピを持っているんでしょ? と聞いたら、思いつきですって。京都の街をよく歩いた夕方に飲むレモンサワーのおいしいこと!
どんなスパイスを使っているのかも気になります。
泡盛にコーヒー豆を漬けたコーヒー泡盛のような、強いお酒もあります。
ブランカ [御幸町三条]
京都市中京区御幸町三条上ル
丸屋町 334
☎ 075-255-6667
営 18:00〜23:00(L.O. 21:00)
休 日・祝日の月曜他、不定休
丸屋町 334
☎ 075-255-6667
営 18:00〜23:00(L.O. 21:00)
休 日・祝日の月曜他、不定休