元気のもとは、健康ごはん【 体にいいもの、が好き 】
2024/11/13元気でいるために、食べているもの
栗原さんが元気でいるために、ほぼ毎日食べている食材や食べ方をご紹介します。
写真:木寺紀雄 文:山野井春絵

1.なんにでもごまを入れる
ごま料理はもちろん、普段からサラダや漬物、ご飯など、いろいろなものにごまをかけるのが好きです。
使う分だけいりごま器でいって、香りを引き出して。
いりごま器がなければ、フライパンでも大丈夫です。ごまを食べると安心感があるのは、体にいい食材だからなのでしょう。
実家の柱には、母がごまをするときにすり鉢をいつも当てていた傷が残っています。あのころの母の姿を懐かしく思い出しながら、今日もせっせとごまを食べています。
2.白米と雑穀米を炊く
パンも麺も大好きですが、毎日食べるお米はやっぱり元気のもと。同じものばかりではなく、なるべくいろいろな食材を少しずつ食べることが自分に合っていると実感しているので、白米に加えて雑穀米や玄米も意識して食べるようにしています。
撮影の合間のまかないごはんも、2種類のお米を炊くのが習慣。丼やスープ類には白米、おかずと一緒に食べるなら雑穀米と、料理によって選ぶことができるので、スタッフからも好評です。
3.朝、牛乳を400ml飲む
牛乳は私にとって、なくてはなりません。毎朝起きたら、まずグラスにたっぷりと400㎖。
これですっきりと目が覚めます。
そして仕事がはじまる前や、休憩のときにはミルクティーを。夜、眠る前には熱々の牛乳にジンジャーはちみつを入れて。
一日かけて1ℓ以上、飲んでいることになります。
取材や旅行で出かけたときにも、翌朝の牛乳を買っておかないと不安になるほどです。一日中の立ち仕事が続いても、牛乳のおかげで乗りきれていると思います。
Recipi |ジンジャーはちみつ
しょうが2かけは皮をむき、薄切りに。熱湯消毒した保存瓶にしょうがを入れ、はちみつ約カップ2を注ぎ入れて密閉します。
つけた翌日から食べられます。ホットミルクやミルクティーに加えれば、体が芯から温まり、リラックスできる気がします。
4.キムチを毎日食べる
もともと好きだったのですが、この雑誌の企画で習って以来、よくキムチを手作りするようになりました。
体にいいものを食べている、と実感できるのがうれしい。慣れてきたので水あめの量を増やしたり、私好みの味に変えて作れるようになりました。毎日のご飯のおかずに、友達のおもてなしに、少し酸味が出てきたら鍋料理に、と使っていると、あっという間になくなります。
5.のりを巻いて食べるのが好き
ミネラルや食物繊維が豊富なのり。毎日いろいろなものを巻いて食べるので、わが家ののりはいつもパリパリです。
手巻きずしをするときは、すし飯はほんの少し。のりそのものを味わいます。
友達が遊びにきてくれたときによく作るのは、オクラ、いか、みょうが、青じそを細かくきざんだのり巻き。ねばりのある具とのりの食感が合い、よろこばれます。
6.おやつはトマト
一年中、トマトを食べない日はほとんどありません。とくに好きなのが、フルーツトマト。
太陽をいっぱいに浴びて、適度な酸味と強い甘みが凝縮されたフルーツトマトはごちそうです。
休憩時間におやつのように食べることも。お菓子も作りますが、あまりたくさんは食べません。トマトを食べることが、健康でいられるひとつの理由かな、と思います。
7.だしをていねいにとっておく
金曜の夜に2~3日分のだしをとっておくのが、ひとりになってからの習慣になりました。
平日は撮影や試作で人の出入りも多く、いろいろな食材があふれていますが、ひとりですごす週末は、シンプルなだしがあるだけでとてもうれしくなります。
今は手軽なインスタントがたくさんあるので、忙しいときにはもちろんそれに頼ればいい。
でも時間があるときにはぜひ自分でだしをとって、その味を確かめておいてほしいと思います。
疲れた体にしみわたる、ていねいにとっただしは、やっぱりひと味違います。
週に一度、月に一度でもいいので、習慣にしてみてはどうでしょう。きっと暮らしが変わるはずです。