「寂しくても、楽しく。」元気でいるためのささやかな習慣
2022/10/19元気でいるためのささやかな習慣
第二回 髪の手入れ
写真=平野太呂 文=仁田恭介
髪だけは、ごまかせない
私は若い頃から髪がやわらかく、天然パーマだったこともあって、いつか髪の毛が少なくなってしまうのではないかとずっと心配していました。髪が減ってから手入れをするのでは遅いんです。「あれ?」と自覚する瞬間があったら、そのときからケアを始めることをおすすめしたいです。 シャンプーも、髪質は人それぞれ違うので、まずはいろいろ試して、自分がしっくりきたものを使うのがいいと思います。私の場合は、しっとり系とドライ系の2種類のヘアケアを、 その日の髪の状態に合わせて使いわけています。撮影の日はボリュームがほしいのでドライ系を、誰にも会わない休日は、トリートメントを多めにして髪を休ませて。ときには混ぜて使うこともあります。そして血行をよくするために、指でじっくりと頭皮をマッサージすることも欠かさずに。お風呂から出たらタオルでよくふいて乾かし、猪毛のロールブラシで根元から髪を立ち上げます。ブラッシングを続けたら髪の毛が前より強くなりまし た。髪のケアは毎日積み重ねれば、必ず結果がついてきます。楽しみながら続けられれば、 この先の心配もしなくて大丈夫だと思います。