「寂しくても、楽しく。」ページをめくれば / 私のプレイリスト
2023/05/10
ページをめくれば
第四回 京都で出合った本
写真=講談社写真部 文=山野井春絵

最近の私の気分にぴったり
先日、京都ロケの合間に、「誠光社」という小さな本屋さんに立ち寄りました。棚にぎっしりと入っている本の中から、すぐに目に入ってきたのがこの3冊です。アメリカの詩人、メイ・サートンの日記は、今の私の年齢に近いこともあって、興味深く読みました。植物に愛情をかけている様子は、少し自分と重なるものがあります。
『ぼくの伯父さん』は、大好きな映画監督ジャック・タチの名作映画を小説にしたもの。わが家の玄関にも、映画のポスターが飾ってあります。韓国の料理家による『韓国 美・味 案内』は、美しい料理の数々と日常的な風景写真に惹かれて。そろそろ、外国へ旅に出たくなりました。
『ぼくの伯父さん』は、大好きな映画監督ジャック・タチの名作映画を小説にしたもの。わが家の玄関にも、映画のポスターが飾ってあります。韓国の料理家による『韓国 美・味 案内』は、美しい料理の数々と日常的な風景写真に惹かれて。そろそろ、外国へ旅に出たくなりました。
1『韓国 美・味 案内』崔智恩著 アノニマ・スタジオ ¥1980
2『ぼくの伯父さん』ジャン=クロード・カリエール著 アノニマ・スタジオ ¥1870
3『74歳の日記』メイ・サートン著 みすず書房 ¥3520
私のプレイリスト
第四回 1970年代
私が20代のはじめ、夫に出会った頃に聴いていた洋楽です。私の実家では日常的に音楽を聴くことがなかったので、夫とその仲間たちから教えてもらう音楽は、とにかく新鮮でした。下田にあった先輩の別荘には、大きなオーディオセットがありました。そこから素敵な洋楽が流れていて、見慣れない洋食を食べたり、ワインを飲んだり……。若い私にとってはすべてがカルチャーショックでした。あの頃は、楽しかった。ちょっぴり切ない気持ちもあったりして。聴くたびに、そんな思い出がよみがえってくるのです。
1 | American Pie / Don McLean2 | Always On My Mind / Elvis Presley
3 | Killing Me Softly With His Song / Roberta Flack
4 | Wonderful Tonight / Eric Clapton
5 | What A Fool Believes / The Doobie Brothers
6 | Have You Never Been Mellow / Olivia Newton-John