自分のために、ひとりごはん「サラダチキン」
2023/11/29サラダチキン、私の食べ方
写真=須藤敬一 文=山野井春絵
簡単なサラダチキンは、思い立ったときにすぐに作れるので便利です。保存用ポリ袋の中で下味をつけて、ねかせたら袋ごと熱湯に入れて火を通すだけ。あまり時間がなかったら、ねかせるのも2時間以上で大丈夫です。以前紹介した鶏ハムよりも若干かために仕上がりますから、なるべく薄切りにしたり、細かくさくことで食べやすくなります。時間が経つとかたくなるので、保存する場合は、なるべくかたまりのままで、早めに食べきるようにしてください。このサラダチキンを常備しておけば、朝ごはんや昼ごはんはもちろん、手軽な前菜を作るときにも助かります。レタスやトマトなど冷蔵庫にある野菜と合わせてサラダにしたり、パンに挟んでサンドイッチにするのもいい。酢飯と合わせて、お寿司にしてもおいしく食べられます。鶏胸肉はたんぱく質がたっぷりなので、運動をする人や、健康を気遣う人にもぴったりだと思います。といいながら、実は私はあまり細かく栄養素を気にするタイプではなく、「食べたいものを、食べたいときに食べる」という考え方なのですが、健康でいられるのは、このサラダチキンやチキンスープなど、鶏肉の料理をよく食べるからなのかもしれません。
サラダチキンを使ったレシピ
かたまり肉で作るサラダチキンは、切り方によってさまざまな料理に使えるのが便利。薄切りはしっとりした食感になり、前菜にも。角切りにすれば、食べごたえが出ます。
サラダチキン
●材料(作りやすい分量)
鶏胸肉…1枚(300g)
塩…3g
※鶏肉の1%
はちみつ…3g
※鶏肉の1%
白こしょう…少々
●作り方
1 鶏肉は皮を取り除き、両面に白こしょうを軽くふってから保存用ポリ袋に入れる。塩とはちみつを加えて袋の上から全体にもみ込んでなじませ、空気を抜いて密封する。冷蔵庫に入れ、半日以上おく。
2 鶏肉はゆでる前に冷蔵庫から出し、室温にもどしておく。
3 深さのある大きめの鍋に湯(2 以上)を沸かし、しっかりと沸騰したところにポリ袋ごと鶏肉を入れ、すぐに火を止めてふたをする。そのまま約30分おいて余熱で中まで火を通す。
4 鍋から鶏肉を取り出し、粗熱を取る。冷蔵庫で3日ほど保存可能。
保存用ポリ袋の中で下味をつけたらしっかりともみ込み、袋の空気を抜いて、冷蔵庫でねかせます。
ゆっくり火を通すことで、鶏肉がパサつかずに仕上がります。
サラダチキン マヨネーズドレッシング
薄切りのサラダチキンであっという間に完成する前菜。すだちの他、ゆずやレモンでも。こしょうが効いた、シンプルな味わいです。
●材料(作りやすい分量)
サラダチキン…1枚(300g)
A
マヨネーズ…大さじ3
ホワイトバルサミコ酢…大さじ2
塩・こしょう…各少々
粗びき黒こしょう…少々 すだち…適宜
●作り方
1 Aの調味料を混ぜ合わせる。
2 冷めたサラダチキンを薄切りにし、器に並べて盛る。1のソースをかけ、粗びき黒こしょうをふり、好みですだちを添える。
チョップドサラダ
レタスはちぎるのではなく包丁で切って作るのが私の好み。さまざまな食感が楽しめるメインになるサラダは、パンを添えて食べて。
●材料(作りやすい分量)
サラダチキン…適量
レタス…適量
きゅうり…½本
セロリ…40g
にんじん…50g
トマト…½~1個
アボカド…½個
りんご…¼個
マヨネーズ…大さじ3
トマトケチャップ…大さじ1
塩・こしょう…各少々
●作り方
1 レタスは食べやすく切って冷水に入れ、パリッとしたら水けをよくきる。
2 きゅうりは縦4等分にして1cm角に切る。
3 セロリは筋を取り、1cm角に切る。
4 にんじんは1.5cm角のいちょう切りにする。
5 トマトは1.5cm角に切る。
6 アボカドは種と皮を除き、1.5cm角に切る。
7 りんごは皮つきのまま1.cm角に切る。
8 サラダチキンは1.5cm角に切る。
9 ボウルにすべての材料を入れ、マヨネーズとケチャップを混ぜ合わせたソースを加えてさっくりと混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
チキンと野菜を角切りにしたら、食べる直前にソースであえて。時間が経つと水分が出るので、できたてをいただきます。