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自分のために、ひとりごはん「肉巻き」

残り野菜で肉巻き

 写真=須藤敬一 文=山野井春絵

残り野菜もおいしく使いきる

肉巻きは残り野菜を使いきるのにもってこい。とはいえ、なんとなく適当に作ってしまうのはおしい。なるべく野菜の長さをそろえて切り、肉もしっかりときれいに巻きつける、という下ごしらえをていねいにやってみてほしいのです。照り焼きなど、甘辛い味つけにしてお弁当のおかずにするのもいいですが、ひとりごはんならシンプルに塩とこしょうだけで焼きたてのおいしさを味わってください。
残り野菜ならなんでもいいのですが、火を通したときに、あまりくたくたにならないものが、食感を楽しむことができて向いていると思います。今回はいんげんと長ねぎですが、それ以外に、アスパラガス、ブロッコリーなどがおすすめです。
ひとりごはんの難しさは、食材を食べきるところにあるのではないでしょうか。肉も野菜も、ひとりではつい余らせてしまいがち。冷蔵庫の中のものだけが増え、野菜はどんどん新鮮さを失ってしまう。そうこうしているうちに、料理をする気持ちも萎えてしまうもの。単にレシピを覚えるだけではなく、食材をどのように使いきるか工夫してみること、そしてその工程そのものを楽しむことが、ひとりごはんを無理なく続けるコツだと感じています。

いんげん、長ねぎの肉巻き
シャキシャキしたいんげんと、焼くことで甘みが増す長ねぎ。豚の脂のうまみと一緒に、焼きたてを頰張りましょう。しょうゆ、みりんで甘辛い味つけにするとご飯のおかずになります。

肉は両端から少し野菜がはみ出るくらいでも、きっちり野菜の長さに合わせても、好みのバランスで巻いて。下ごしらえだけあらかじめやっておけば、食べたい時に焼くだけです。

材料(作りやすい分量)
豚ばら肉(しゃぶしゃぶ用)適量
いんげん…8
長ねぎ…1
塩・こしょう各少々
サラダ油適量

作り方
1 いんげんは筋を取り除き、長さを半分に切る。
2 長ねぎは約6cm長さ(4等分)に切る。
3 豚肉は67cm長さに切り、野菜に巻きつける(巻きつけたときにギリギリ重なる長さでよい)。いんげんは4本を一緒に巻いて、1個の肉巻きにする。長ねぎも同様に巻く。
4 平らなフライパンにサラダ油を熱し、肉巻きの巻き終わりを下にして、弱めの中火でじっくりと焼きつける。全体にこんがりと焼き色がついたら、軽く塩、こしょうして器に盛る。

 

しゃぶしゃぶ肉は、適度に脂身があるばらか肩ロースがおすすめ。あまり動かさず、肉が締まって焼き目がつくまでじっくり焼いて。