キッチンノート 便利なさらしの活用法
2022/08/24キッチンで大活躍の働きもの
写真=竹内章雄 文=内田いつ子
白い木綿のさらしは、母が台所でよく使っていました。私も布巾や料理の下ごしらえ用としてだけでなく、いろいろ活用してい ます。吸水性や通気性もよく、洗って何度も使え、そして安価なところも使い勝手がいいです。たいていは反物なので、使いやすいサイズにカットできます。私は正方形に切ったものをファスナー付きの保存袋に入れて、「さらし」と書いて常備。汚れてきたらぞうきんとして掃除用にしても。最後まで使いきれる働きものです。
1 ざるにのせてヨーグルトの水きりに。30分、1時間、半日、一晩とおく時間によって食感が異なってくるのが楽しいです。
2 豆腐ステーキなど、しっかり水けをきりたいときは、いつもこの方法で。豆腐をさらしで包むだけで、しっかり水けがきれます。
3 蒸し器のふたをさらしで包んで蒸すと、水蒸気が料理に 落ちるのが防げ、きれいに仕上がります。
4 砂糖のストック容器のふたを、水を吸わせてかたく絞ったさらしで包むと、砂糖がかたまるのを防げます。
5 塩もみした野菜の水きりは、さらしが一番便利です。ギュッと水けを絞りたい場合、キッチンペーパーでは破けてしまいますが、さらしなら力を入れても破れません。
6 鶏がらスープを取ったり、だしを引くときも最後はさらしでこしています。