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冬の服、ちょっと一杯。

冬のリラックスした装いで、新橋へ

立ち飲み屋巡りをするために、お気に入りの服を選んでみました。
カジュアルで自分らしい装いなら、はじめての場所でも気楽に楽しめます。

写真=須藤敬一 文=山野井春絵

飾りすぎないスタイルで、楽しい立ち飲み時間

「栗原さんのおしゃれはさりげないですね」と言われることがあります。ファッションは私にとって、大切なもの。もし、そう見えているとしたら、とてもうれしいです。流行を追いかけているわけではありませんが、いつまでも好奇心は失いたくないと思っています。定番のデザインも、時代の流れに合ったシルエットかどうか。着心地はどうか。なにより、私のサイズにぴったりと合っているかが肝心。ショップでもネットでも、自分に似合う服はだいたいひと目でわかります。気楽さの中にも、女性らしさ、そして遊び心を上手に取り入れて、大人のカジュアルを楽しみたいと思います。
仲良しと一緒に、ぶらりと立ち飲みのお店へ行くなら、こんな気軽なファッションで。普段着でもよそ行きでもない、飾りすぎない組み合わせが、くつろいだ気分にさせてくれます。さあ、もう一軒、はしご酒といきましょうか。

 

さくらんぼのかわいいニットで
さくらんぼ柄がパッと目を引くグレーのニットは、ボンポワンの子ども服。チェックのニットパンツは、友達が作ってくれたものです。立ち飲みの焼きとん屋さんで、ついお酒も進みます。

 

オーバーサイズのボーダーニット
ビアホールの明るい雰囲気が好き。たまにはオーバーサイズのニットで、リラックス。編み込みで変化をつけたボーダー柄がお気に入りです。ニットはラグ&ボーン、ジーンズはAG。

 

ロングスカートもすっきりと
鮮やかなロイヤルブルーのマキシスカートは、ふわふわのモヘヤ素材。パールのロングネックレスを合わせて縦のラインを意識してみたら、背が高く見えると言われてうれしくなりました。

 

ニットのベストはジーンズと一緒に
カシミヤとシルクのニットベストは、サックスブルーのやさしい色合いが気に入っています。袖のフリルがかわいいブラウスと、ボーイッシュなジーンズに合わせたら、なんだか新鮮。

 

ジャケットを軽く羽織って
トラッドな千鳥格子のジャケットは、舞台衣装を手がける友達に作ってもらったオリジナルです。大好きな白いブラウスに合わせて、袖を通さずに羽織ったら、いいバランスになりました。

 

時間が経つと着られるものがある
このジャケットはセリーヌです。以前に買って、なぜかなかなか着る機会がなかったのですが、最近、もっと気軽に着てみようと思うようになりました。後から魅力を知る服もあります。

野焼

東京都港区新橋2-8-16 石田ビル 1F
☎03-3591-2967
12時~23時(LO 22時)
年末年始休

赤ちょうちんに誘われて、新橋の裏路地へ。炭火の焼きとんと焼き鳥、煮込みなどの酒場料理とお酒が、昼から楽しめる人気店。テーブル席もありますが、立ち飲みカウンターで、まずはビールを。串物(¥150〜)はどれも材料が新鮮でおいしい。おすすめは上レバーネギまみれ(2本で¥4‌10)。ホルモンの鉄板焼き(¥600)は、家でも再現してみたくなりました。

ビアライゼ’98

東京都港区新橋2-3-4
新橋パークビル1F
☎03-5512-5858
11時30分~14時
※ランチは水・木・金のみ
16時~22時30分
(フードLO 21時30分 ドリンクLO 22時)
※第1・3・5土は~21時
(フードLO 20時 ドリンクLO 20時30分)
日・祝・第2・4土休

ビール注ぎの名人が注いでくれる樽生ビールが最高! 広くて開放感のあるビアホールです。メニューには築地直送鮮魚の刺身(¥968)も。まぐろはなんと私の義理の息子の店から仕入れているとのこと。ご縁を感じてしまいました。人気のブラウンソースメンチカツ(¥1078)は、衣はカリカリ、中から肉汁が。仲良しをたくさん連れて、ビールを飲みに来たいです。

東京都渋谷区代々木3-38-10 1F
☎03-6381-6131
11時30分~23時
(フードLO 22時 ドリンクLO 22時30分)
※月〜金の15時~17時は食事提供なし
水休

2023年の6月にオープンした居酒屋。写真集やレコード、洋服も扱っています。シンプルなカウンター席でいただけるのは、和洋さまざまな要素を取り入れたおつまみ。自然派ワインをはじめ、お酒のラインナップも充実です。締めには京都のsuba(すば)の蕎麦を。大好きな味を東京でも食べられ、店員さんとの会話も楽しくて、通いたくなる一軒でした。