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「寂しくても、楽しく。」 元気でいるためのささやかな習慣

第四回 爪の手入れ

写真=阿部 健 文=内田いつ


ネイルサロンには頼らず、地道な手入れで整える

料理家という仕事柄、爪は常に短く整えています。短くしすぎて深爪になるほどです。撮影では顔より手をアップにされることも多いのですが、ネイルサロンなどには頼らず、自分で行う日常のささやかな手入れを忘れないようにしています。爪は少しでも伸びてきたら、そのつど爪切りでパチンパチンと切って整えます。爪先にはやすりをかけ、爪の脇の角質がかたくなったところは電動やすりを。毎日お風呂に入った後は、顔用の保湿クリームを手と指先に塗っておきます。特別なことはしていませんが、二枚爪になったり、爪が割れることもないので、日々の地道なケアの大切さを感じています。
爪切りはいくつも持っていますが、いちばん愛用しているのは、下田の父が信用金庫の役員をしていたときにもらってきた青い爪切り。もう30年以上使っていますが、これがとても使いやすいのです。そして友人に作ってもらった青いポーチの中に入っています。定位置がないと、バラバラになって使うときに探すことになるし、爪をきれいにしてくれる道具たちをぞんざいに扱っているようで、申し訳ない気持ちになるのです。