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「寂しくても、楽しく。」栗原家の庭

この連載の写真は、すべて私が撮影したもの。インスタグラムを見てくださっている方にはおなじみの花々だと思います。小さなつぼみが膨らんで、花が咲き、終わるまで。姿が変化する様子を、いつも追いかけるように撮影しています。そろそろあの花が咲くころかな、と心待ちにすることもあれば、季節外れに咲く花に驚かされることも。現在の家で暮らして30年ほどになりますが、手入れを続けて、ずいぶん自分好みの庭になってきました。これからはじまる新しい一年も、庭とともに楽しんでいきたいと思います。

写真=栗原はるみ 文=山野井春絵

01 アジサイ

 

さまざまな色合いのアジサイを植えています。初夏の花というイメージがありますが、種類によっては長く咲き、秋まで楽しませてくれます。

02 スタージャスミン

 

常緑のツル植物で、春から初夏にかけて咲く、黄色い小さな星型の花がかわいらしい。開花すると南国を思わせる、甘い香りが漂います。

03 バラ

 

大好きなバラも、さまざまな種類があります。たくさん咲くのがうれしくて、いつも少し切っては花瓶に生け、室内でも楽しんでいます。

04 レモンマリーゴールド

 

庭の小道の上に、トンネルのようにつたわせているレモンマリーゴールドの木。オレンジ色の花が咲くと、一気に庭が華やかになります。

05 カイドウ

 

玲児さんが大好きだった花。毎年春になると、庭でのお花見を楽しんでいました。つぼみから満開まで、色が少しずつ変わるのも素敵です。

06 クリスマスローズ

 

樹木の陰で、ひっそりと咲いている姿が可憐なこの花も、私のお気に入り。澄みきった白が、とても清潔感があって美しいと思うのです。

07 アブラナ

 

菜の花やブロッコリーなど、野菜の花には生命力があって、見ていると元気が湧きます。またこの黄色い花が咲く春を、心待ちにしています。